『無意識の思い込みが、後悔やトラブルを招くことがあります。』
こんにちは、皆さん。
家づくりの打ち合わせをしている時、
「業者はプロだから、言わなくても分かってくれるだろう」
「プロならできて当然」
「プロなのに、どうしてもっと…」
と思ったことはありませんか?
この心理状態を『アンコンシャス・バイアス』といいます。
日本語では、『無意識の偏見』
『無意識の思い込み』といった言葉で表現されています。
皆さん、家づくりの打ち合わせをするとき、
話した内容を書面に残し、
「言った、言わない」のトラブルを防ぐ業者は多いものです。
しかし、記された文字は同じでも、固定観念や思い込みによって、
業者と皆さんの解釈が異なることがあるんです。
そんな解釈のズレを防ぐため、
「言わなくても分かるだろう」
と思わず、十分に言葉を交わすようにしましょう。
ところで皆さんは、
「住宅ローンの名義は夫でも、管理は私がするのに」
「夫婦は対等なのに、なぜ営業マンは夫とばかり話をするの?」
と不快に思ったことはありませんか?
もう気づいていると思いますが、業者側にも『無意識の思い込み』はあります。
「契約するのはご主人だから、ご主人の意見を優先すべきだ」
「施主が何も言わないということは、自分の提案に満足しているんだろう」
というように。
そういえば、皆さんは
「契約後、担当者が営業マンから現場管理者に変わった。
営業マンを信頼したから契約したのに、裏切られた感じで悲しい」
という声を聞いた(読んだ)ことはありませんか?
業者によっては、打ち合わせからアフターサービスまで同じ人が担当します。
営業マンを置かない少数精鋭の工務店は、それが一般的です。
しかし、事務・営業・施工・アフターと、
その部門ごとにスタッフを置く住宅会社もあります。
もし皆さんが、最初から最後まで同じ人に担当してほしいなら、
業者選びの際に伝えておきましょう。
皆さん、それぞれの思い込みが小さなズレを生みます。
その結果、
「こんな家づくりをしたかったわけじゃないのに」
という後悔で苦しむことがあります。
また、言葉が足りないと、優しい配慮でも相手を傷つけるかもしれません。
要望はきちんと伝え、不明な点はしっかり質問して、
無意識の思い込みによるすれ違いを防ぎたいですね。
では、また。
-
2024.11.06『偽の点検業者に注意しましょう』
-
2024.10.24『火災保険料が値上がりしました。』
-
2024.08.22『家計の情報を共有していますか?』
-
2024.08.20『こんなときどうするの?…「庭の除草」』
-
2024.08.05『着工前に近所に挨拶する理由と、その範囲は?』
-
2024.08.02『無駄遣いしていないのに貯金できない。そんな時は。』
-
2024.07.30【地盤改良工事は、不動沈下対策に役立ちます】
-
2024.07.25『安心を基準に選ぶなら持ち家?賃貸?』
-
2024.07.22『家づくりに対する考えをまとめてみましょう』
-
2024.06.24『こんなときどうするの?…「押し入れの湿気」』
最新記事
- 11月06日 『偽の点検業者に注意しましょう』
- 10月24日 『火災保険料が値上がりしました。』
- 08月22日 『家計の情報を共有していますか?』
- 08月20日 『こんなときどうするの?…「庭の除草」』
- 08月05日 『着工前に近所に挨拶する理由と、その範囲は?』