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「 火災発生率のピークはすぐそこ 」

2017.06.06

消防庁の統計によると、日本では

  毎月3000件前後の火災が発生しています。

  冬から春にかけての時期は多く、中でも特に多いのが3月です。

  みなさんの住まいを火災から守るため、

  今日は建物火災の原因と対策についてお話しします。

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┃ 「 火災発生率のピークはすぐそこ 」 
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  ■死者が発生した建物火災の原因

  昨年1~6月に発生した建物火災は11,556件です。

  そのうち、死者が発生した火災は600件で、

  死者の数は681人です。

  死者が発生した火災の出火原因は

  1位:ストーブ・・・84件

  2位:タバコ・・・・69件

  3位:放火・・・・・58件

  4位:放火の疑い・・26件

  5位:コンロ・・・・21件

  となっており、以下「配線器具」「電灯電話等の配線」

  「灯油」「こたつ」「マッチ・ライター」と続きます。

  ■ストーブの対策

  ・完全に消火したことを確認してから給油する

  ・洗濯物だけでなく、カーテンや家具など

   燃えやすいものの近くにストーブを置かない

  ・洗濯物と同じ室内にストーブを置く場合、

   洗濯物を洗濯ばさみで固定するだけでなく、物干し台も固定する。

  ・シーズンの使い始めと使い終わりは、必ず灯油を抜いて掃除する

  ■タバコの対策

  ・絶対に寝たばこをしない

  ・煙草を吸う場所を決め、その周辺に燃えやすいものを置かない

  ・灰皿に水を入れる

  ・灰皿は、ふちが大きく深めのものが望ましい

  ・完全に消えていない吸い殻をゴミ箱に捨てない

  ・就寝前や外出前は、タバコの火が完全に消えているか確かめる

  ■放火の対策

  ・家の周りに燃えやすいものを置かない

  ・郵便物や新聞などはこまめに回収する

  ・物置や車庫は施錠する

  ■コンロの対策

  ・コンロの周辺に布巾なども燃えやすいものを置かない

  ・古くなったガスホースは使わない

  ・グリル内の油や汚れへの着火を防ぐため、こまめに掃除する

  ・服の袖への着火や延焼を防ぐため、

   防炎加工を施したエプロンやアームカバーなどを使用する

   (フリースなど、燃えやすい素材の服は特に注意!)

  ■その他の対策

  ・過熱を防ぐため、コンセントやコードの定格容量を超えて使用しない

  ・たこ足配線をしない

  ・コードを束ねない

  ・使用時以外はプラグを抜く

  ・ホコリへの引火を防ぐため、定期的にプラグを掃除する

  ・暖房に灯油を用いる場合、『油類火災』に適した消火器を常備する

  ・設置が義務付けられている寝室・階段だけでなく、

   キッチンにも火災警報器を設置する

  ・カーテンや絨毯は『防炎』タイプを使用する

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【編集後記】

  ■消火器あれこれ

  消火気に使われる溶剤によって、その得意分野は異なります。

  『普通火災用』・・・紙・木材・繊維・樹脂など

  『油類火災用』・・・灯油・ガソリン・シンナーなど

  『電機火災用』・・・配線盤・コンセントなどの電気設備

  消火器といえば、重くて見た目が悪い印象がありますが、

  最近は軽くて扱いやすいものや、

  かわいいデザイン(キティなど)のものもあります。

  全ての火災に対応できるものもあれば、

  上記の一つにしか対応できないものもあります。

  購入する際は、詳細をしっかり確認しましょう。

  それでは次回をお楽しみに!!  (^0^)//~~

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