「 火災発生率のピークはすぐそこ 」
消防庁の統計によると、日本では
毎月3000件前後の火災が発生しています。
冬から春にかけての時期は多く、中でも特に多いのが3月です。
みなさんの住まいを火災から守るため、
今日は建物火災の原因と対策についてお話しします。
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┃ 「 火災発生率のピークはすぐそこ 」
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■死者が発生した建物火災の原因
昨年1~6月に発生した建物火災は11,556件です。
そのうち、死者が発生した火災は600件で、
死者の数は681人です。
死者が発生した火災の出火原因は
1位:ストーブ・・・84件
2位:タバコ・・・・69件
3位:放火・・・・・58件
4位:放火の疑い・・26件
5位:コンロ・・・・21件
となっており、以下「配線器具」「電灯電話等の配線」
「灯油」「こたつ」「マッチ・ライター」と続きます。
■ストーブの対策
・完全に消火したことを確認してから給油する
・洗濯物だけでなく、カーテンや家具など
燃えやすいものの近くにストーブを置かない
・洗濯物と同じ室内にストーブを置く場合、
洗濯物を洗濯ばさみで固定するだけでなく、物干し台も固定する。
・シーズンの使い始めと使い終わりは、必ず灯油を抜いて掃除する
■タバコの対策
・絶対に寝たばこをしない
・煙草を吸う場所を決め、その周辺に燃えやすいものを置かない
・灰皿に水を入れる
・灰皿は、ふちが大きく深めのものが望ましい
・完全に消えていない吸い殻をゴミ箱に捨てない
・就寝前や外出前は、タバコの火が完全に消えているか確かめる
■放火の対策
・家の周りに燃えやすいものを置かない
・郵便物や新聞などはこまめに回収する
・物置や車庫は施錠する
■コンロの対策
・コンロの周辺に布巾なども燃えやすいものを置かない
・古くなったガスホースは使わない
・グリル内の油や汚れへの着火を防ぐため、こまめに掃除する
・服の袖への着火や延焼を防ぐため、
防炎加工を施したエプロンやアームカバーなどを使用する
(フリースなど、燃えやすい素材の服は特に注意!)
■その他の対策
・過熱を防ぐため、コンセントやコードの定格容量を超えて使用しない
・たこ足配線をしない
・コードを束ねない
・使用時以外はプラグを抜く
・ホコリへの引火を防ぐため、定期的にプラグを掃除する
・暖房に灯油を用いる場合、『油類火災』に適した消火器を常備する
・設置が義務付けられている寝室・階段だけでなく、
キッチンにも火災警報器を設置する
・カーテンや絨毯は『防炎』タイプを使用する
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【編集後記】
■消火器あれこれ
消火気に使われる溶剤によって、その得意分野は異なります。
『普通火災用』・・・紙・木材・繊維・樹脂など
『油類火災用』・・・灯油・ガソリン・シンナーなど
『電機火災用』・・・配線盤・コンセントなどの電気設備
消火器といえば、重くて見た目が悪い印象がありますが、
最近は軽くて扱いやすいものや、
かわいいデザイン(キティなど)のものもあります。
全ての火災に対応できるものもあれば、
上記の一つにしか対応できないものもあります。
購入する際は、詳細をしっかり確認しましょう。
それでは次回をお楽しみに!! (^0^)//~~
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