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「 老後の資金計画を守るため、新居にできること 」

2018.07.21

■老後の医療費

厚生労働省によると、75歳以上の1人当たりの医療費の推移は、

・平成26年度・・・93.1万円

・平成27年度・・・94.8万円

・平成28年度・・・93.0万円

・平成29年度・・・94.2万円

・平成30年度・・・93.9万円

となっています。

ちなみに、同時期の75歳未満の医療費は21~22万円台です。

ところで皆さんは、

住まいが健康に大きな影響を与えることをご存知ですか?

医療費の負担を減らすため、

家づくりの際は以下のことに気を付けましょう。

■室内の温度差を無くす

温度差が大きいほど、血圧は急激に変化します。

すると、ヒートショックのリスクが高まります。

さらに、結露による腐食、カビやダニの増殖も懸念されます。

高齢者は勿論ですが、心臓疾患や高血圧、

呼吸器系疾患などを患う家族がいる場合、特に配慮が必要です。

  
■安全な空気を確保するためのシックハウス対策

シックハウスの原因は、建材や設備だけではありません。

家具や芳香剤などに含まれる化学物質、

石油暖房による一酸化炭素などの汚染物質、

換気不足や湿気によるダニやカビなども原因になります。

■足元の冷え対策

冬に裸足で立つと実感するのですが、

新建材の床は無垢材とは比べ物にならないほど冷えます。

冷え性の方や赤ちゃんには、とてもつらい環境です。

とはいえ、メンテナンスの手間や予算などを考慮し、

新建材を選ぶ場合もありますよね。

その場合、床下の断熱対策や床暖房の採用など、

足元を冷やさない方法を考えてみましょう。

冷えは万病のもとになるだけでなく、

つまづきや転倒の原因にもなります。

高齢になると、骨がもろくなる方が増えます。

すると、ちょっとつまづいただけで骨折したり、

やっと治ったと思ったら、また骨折したり…。

その結果、介助や介護が必要になったり、

医療費が増えて老後の資金計画が狂うこともあるんです。

『子どもの教育費』『家づくり資金』『老後の資金』と

分けて考えがちですが、健康に暮らせる住まいづくりは、

老後の資金計画の不安を減らしてくれます。

家づくりの打ち合わせでは、何度も選択を迫られます。

迷った時は、

「より健康に暮らせるのはどっちかな?」

という視点で考えてみてはいかがでしょうか。

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【編集後記】

■新国立競技場

先日完成した新国立競技場は、

オリンピックの暑さ対策優先のため、風通しが良いとか。

そのため、冬の寒さは厳しく、

特に下半身の防寒は必須だと言われています。

スキージャンプ台と同じと称されるほどの傾斜のすり鉢型で、

ただでさえ上り下りが大変そうな観客席。

足元の冷えが原因で、ケガや事故などが起きないと良いのですが…。

それでは次回をお楽しみに!!  (^0^)//~~

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